ワーキングファザーのブログ

親父が思いついた個人的な妄想を適当に書きます。

自分に劣等感を感じる理由はいっぱいある

子供が自分よりもできる子どもがいることを時々主張してくる。

「自分より〇〇ちゃんは漢字が読める」とか「〇〇ちゃんは計算が早い」とか「〇〇ちゃんは縄跳びの〇〇ができる」とか「〇〇ちゃんは鉄棒の〇〇ができる」とか。そして、時折「〇〇ちゃんはいいなぁ」とも言う。

 

どの子供も幼いころは自分自身にだけ意識が集中していて、ほかの子供など見えないと思う。自分でほかの子の得意なことに気づくということは、ほかの子供にそれなりに興味を持ち、そして、客観的に自分を見られるようになったということだろう。まずはその子供の成長を喜ぼうと思う。そして、思春期のスタートラインに立ち始めているなとも思う。

 

ほかの子供たちが自然とそれができるようになったと思っているところが親としてはちょっと気になる。こういうのは鴨の泳ぎみたいなものだったりしないんだろうかと思う。傍から見たら何も労せずにその果実を得られているように見えて、実は水面下でめちゃくちゃバタバタしていることはよくあると思う。そして、水面下の努力を得意げに話す人は多分、あまりいない。

 

これを書きながらふと思い出す。「全然勉強してなくて」と定期テストの時に言うやつが必ずいたことを。さすがに自分から言い出すことはなかったが、同級生にテスト勉強をしたか聞かれて、前日に準備をしていたにもかかわらず明確な回答をしなかったことなら自分にもある。同級生はそれを「勉強をしてこなかった」と解釈しただろう。その同級生から見て、勉強をしただけの結果が出ていなかったらかっこ悪すぎだから、自分も勉強をしたとは言えなかった。そう考えると、子供だっていくら練習をめちゃくちゃしてもそんなことは言わないはずだと思い直した。