ワーキングファザーのブログ

親父が思いついた個人的な妄想を適当に書きます。

子あり人生と子なし人生

多くの育児ブログは不妊治療を始めたところか、妊娠したところ、子供が生まれたところから始まっている気がする。世間の人は子供がいる人生といない人生のどちらを選ぶのかと我々のように悩むことはなかったのだろうかと思ったりする。

 

大抵は男性が家計の主たる収入源だとおもうので、子供にどこまでの学歴をつけさせるかと、自分の会社や職種の定年から逆算して、そこから男性が子供を作れる上限の年齢が決まると思う。たとえば、60歳定年で、大卒までの学歴を考えると、60 - 22 = 38歳が上限だと思う。当然、自営業の場合や継続雇用がそれなりに保証されている会社なら上限は伸びるが。

女性の場合、不妊治療関連のニュースを見る限り、42歳が上限だが、先天的な障碍のリスクを下げたいなら35歳までだろう。新型出生前診断(NIPT)が認められるのが35歳かららしいので、やはりその辺から大幅にリスクが上がるのではないかと思う。

 

漫画「ブラックジャックによろしく」の新生児科の話ではないが、子供というのは高いリスク要因である。親の思い通りに育つ子供なんていないので、人やものに危害を加え、親が連座して罰せられることや、ニートになることもあるかもしれない。また、大人だけの生活なら許されることも、子供がいる生活で同じことをしたら残念な親になってしまう。生活のペースも当然子供中心になり、夫婦の会話も、家族で使う時間も子供中心、食べるものも子供のことを優先して決めることになる。金銭の面でもすべて公立にやったとしても学費だけで2,000万円くらいかかるという。食費・生活費を加えればもっとだろう。さらに、子供がいると否応がなしに面倒くさい人間関係がやってくることになる。親戚づきあいを始め、地域の活動、PTA活動など子供を人質に取られての様々な面倒くさい人間関係がやってくる。

 

子あり人生を選ぶなら、上限の年齢の前にリスクやその他のデメリットを受け入れるという決断をしなくてはならない。しかも、決めたらすぐ妊娠するわけではないので、決めるのは早い方がいい。

 

結局我々は子供がいる生活を選んだのだが、夫婦として協力をちゃんとできるようになるまでに結婚してそれなりに時間がかかったのと、様々なリスク要因が下がるまでにそれなりに時間がかかったのとで、結婚してから子供を作るという決断をするまでに5年もかかってしまった。